ごじょ 後序 書物の末尾にあって、 その書全体を結ぶ文のこと。 後跋などともいう。 ¬教行信証¼ には、 法然専修念仏教団が弾圧を受け親鸞もそれに連座した承元の法難のこと、 法然に入門して本願に帰し ¬せんじゃくしゅう¼ とその真影の書写を許されたこと、 仏恩ぶっとん・師恩に報ずるために本書を著したことなどが述べられている。 また ¬歎異抄¼ には、 信心じょうろんや、 親鸞の法語を紹介しつつ、 異義を歎くおもいから同書が著されたことなどが示されている。