ぎがい 疑蓋 蓋はおおうの意で、 真実をおおいかくす疑いの心のこと。 親鸞は、 疑いが雑らないことを 「疑蓋無雑」 といい、 他力信心を表す語とする。 「信巻」 には 「三心すでに疑蓋雑はることなし、 ゆゑに真実の一心なり (三心已疑蓋無雑故真実一心)」 とある。