がっさんいいち 合三為一 ¬大経¼ 第十八願文には至心信楽欲生三心が説かれており、 それが天親てんじんの ¬浄土論¼ においては一心と示されているということ。 「信巻」 三一問答に 「弥陀如来、 三心を発したまふといへども、 涅槃の真因はただ信心をもつてす。 このゆゑに論主、 三を合して一とせるか (弥陀如来雖発三心涅槃真因唯以信心是故論主合三為一歟)」 とある。 また、 このことから 「合三為一は論主の釈功」 ともいいならわされる。 →三心一心