だいぼさつ 大菩薩 小菩薩に対する語。 不退転の位に至った菩薩のこと。 ¬浄土和讃¼ には 「安楽無量の大菩薩 一生補処にいたるなり」 とある。 なお、 「行巻」 に引用される ¬論註¼ には 「本願力といふは、 大菩薩、 法身のなかにして、 つねに三昧にましまして、 種々の身、 種々の神通、 種々の説法を現じたまふことを示す。 みな本願力より起るをもつてなり」 とあり、 法蔵菩薩を指す。