びょうどう 平等 差別に対する語。 絶対的に同一であるという真理。 すべての事物は本来であるという同一の共通性からこのようにいう。 この真理をさとった差別のない慈悲を平等の大悲、 この真理によるとらわれのない心を平等心などという。 ¬涅槃経¼ には 「一子地の因縁をもつてのゆゑに菩薩はすなはち一切衆生において平等心を得たり」 (信巻引文) と説かれている。