べんじゅつみょうたいしょう 弁述名体鈔 1巻。 存覚の著。 了源の求めによって著されたもの。 当時、 礼拝の対象として用いられていた光明本尊について解説する。 その中に記されている不可思議光如来・南無阿弥陀仏・無礙光如来の三名号、 弥陀・釈迦二尊、 勢至・龍樹・天親の三菩薩、 菩提流支・曇鸞・道どう綽しゃく・善導・少康・法照、 聖徳太子・源信・法然・親鸞・信空・聖覚せいかくについて讃嘆している。 古写本に京都府常楽寺蔵応永24年光覚書写本、 本願寺派本願寺蔵室町末期書写本などがある。