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▼おほよす当流たうりふの勧くわん化くゑのおもむきは、 あながちに出しゆち家け発心ほちしむのすがたを表へうせず、 捨しや家け棄き欲よくのかたちを本ほんとせず、 一念ゐちねむ発ぽち起きの信心しんじむのさだまるとき往わう生じやうは決定くゑちぢやうなり。

-さればかものはぎのみじかきをも、 つるのはぎのながきをもいろはず、 をのれをのれのかたちにして、 あきなひをするものはあきなひしながら、 奉公ほうこうをするものは奉公ほうこうしながら、 さらにそのすがたをあらためずして不ふ思議しぎの願ぐわん力りきを信しんずべし。 これ当流たうりふの勧くわん化くゑ一念ゐちねむ発ぽち起き 平生業成の義なりと 云々。

▼かきをきし ふみのことばに のこりけり むかしがたりは きのふけふにて

*応仁二年四月仲旬

蓮如 御判