年 表

○は月日不詳。⑦などは閏月を示す。

年号 西暦 宗主年齢   事項
承安3 1173 宗祖1 宗祖、 日野有範の子として誕生 (出自は親鸞伝絵。 誕生年は尊号真像銘文、 唯信鈔文意など宗祖真蹟本奥書から逆算)。
養和元 1181 宗祖9 宗祖、 慈円の坊舎で出家得度、 範宴と号する (親鸞伝絵)。
寿永元 1182 宗祖10 恵信尼 (宗祖内室) 誕生 (恵信尼消息から逆算)。
建久9 1198 宗祖26 源空、 ¬選択集¼ を著す (選択要決・選択伝弘決疑鈔) (元久元年の移設有り)。
建仁元 1201 宗祖29 宗祖、 比叡山を下り、 六角堂に参篭。 聖徳太子の示現にあずかり、 源空の門に入って専修念仏に帰す (教行信証・恵信尼消息・親鸞伝絵)。
      宗祖、 源空門下で研鑽を積まれていた頃 (29歳~35歳)、 ¬観無量寿経集註¼ ¬阿弥陀経集註¼ を著す (本願寺蔵)。
元久元 1204 宗祖32 11/- 源空、 比叡山衆徒の専修念仏弾圧に対し、 誓文を山門に送り、 門弟に七箇条制誡を示す。
11/8 宗祖、 源空の七箇条制誡に 「僧綽空」 と連署 (二尊院文書)。
11/28 某、 ¬選択集¼ を写す (奈良県当麻寺往生院蔵元久元年書写本奥書)。
  2 1205 宗祖33 4/14 宗祖、 源空から ¬選択集¼ を付属され、 同日、 源空の影像を図画する (教行信証)。
      ⑦/29 先に図画した影像に源空が讃銘を書く。 同日、 宗祖、 綽空の名を改める (教行信証)。
10/- 興福寺衆徒、 専修念仏について九失をあげて停止を訴える (興福寺奏状)。
承元元 1207 宗祖35 2/上 宗祖、 専修念仏停止により越後国府に流罪となる。 源空は土佐 (実際は讃岐)、 門弟四人も配流、 また西意・性願・住連・安楽は斬首される (教行信証・親鸞伝絵・拾遺古徳伝)。 承元の法難。
建暦元 1211 宗祖39 11/17 宗祖、 流罪を赦免される (親鸞伝絵・拾遺古徳伝)。
  2 1212 宗祖40 1/23 源空、 源智に ¬一枚起請文¼ を授ける (京都府金戒光明寺蔵奥書・龍谷大学蔵元亨元年刊 ¬和語灯録¼ 所収本奥書)。
1/25 源空示寂 (80) (教行信証・高僧和讃・西方指南鈔・法然上人伝絵・拾遺古徳伝)。
建保2 1214 宗祖42 宗祖、 上野佐貫で 「浄土三部経」 の千部読誦を発願。 やがて中止して、 常陸へ行く (恵信尼消息)。
承久3 1221 宗祖49 8/14 聖覚、 ¬唯信鈔¼ を著す (本願寺蔵真蹟本奥書・専修寺蔵宗祖真蹟本奥書)。
元仁元 1224 宗祖52 8/5 延暦寺衆徒の訴えにより専修念仏停止 (皇代歴)。
      宗祖、 ¬教行信証¼ に仏滅年代算定基準としてこの年をあげる (草稿本成立の年とする説あり)。
安貞元 1227 宗祖55 6/24 延暦寺衆徒、 大谷の源空の墳墓を破却する (百錬抄・法然上人伝法絵・拾遺古徳伝)。 嘉禄の法難。
6/- 隆寛・幸西・空阿を遠流に処し、 ついで専修念仏を停止する (金剛集)。
10/- 延暦寺衆徒、 ¬選択集¼ の版木を焼却する (金剛集)。
寛喜2 1230 宗祖58 5/25 宗祖、 ¬唯信鈔¼ を写す (本願寺蔵宗祖真蹟本奥書・専修寺蔵宗祖真蹟本奥書)。
  3 1231 宗祖59 4/4 宗祖病臥。 夢中に健保2年の 「浄土三部経」 千部読誦の発願と中止を想い、 反省 (恵信尼消息)。
貞永元 1232 宗祖60 この頃、 宗祖帰洛 (反故裏書) (関東在住二十年とする古説や ¬口伝鈔¼ 一切経校合の伝承によると文暦・嘉禎の62、3歳の頃か)。 帰洛後しばらく五条西洞院に居住 (親鸞伝絵)。
嘉禎元 1235 宗祖63 3/5 聖覚示寂 (69) (名月記・専修寺蔵顕智書写本奥書)。
6/19 宗祖、 ¬唯信鈔¼ (平仮名本) を写す (専修寺蔵宗祖真蹟本奥書)。
如信 (宗祖孫 善鸞息男) 誕生 (本願寺蔵如信寿像裏書から逆算)。
仁治2 1241 宗祖69 10/14 宗祖、『唯信鈔¼ を写す (大阪府真宗寺蔵奥書)。
10/19 宗祖、『唯信鈔¼ を写す (京都府常楽寺蔵奥書・真宗法要本校異)。
  3 1242 宗祖70 9/21 定禅、 入西の求めにより宗祖の影像を描く (親鸞伝絵)。
寛元4 1246 宗祖74 3/14 宗祖、 ¬唯信鈔¼ を写す (専修寺蔵顕智書写本奥書・真宗法要校異)。
3/15 宗祖、 ¬自力他力事¼ を写す (大谷大学蔵恵空書写本奥書)。
宝治元 1247 宗祖75 2/5 尊蓮、 ¬教行信証¼ を写す (大谷大学蔵恵空書写本奥書)。
  2 1248 宗祖76 1/21 宗祖、 ¬浄土和讃¼ ¬浄土高僧和讃¼ を著す (専修寺蔵国宝本奥書)。
建長2 1250 宗祖78 10/16 宗祖、 ¬唯信鈔文意¼ を著す (岩手県本誓寺蔵奥書)。
  3 1251 宗祖79 ⑨/20 宗祖、 常陸の門弟に 「有念無念の事」 を書く (専修寺蔵顕智書写奥書・末灯鈔1・消息1)。
  4 1252 宗祖80 2/24 宗祖、 常陸の門弟に書状を書く (末灯鈔20・消息2)。
3/4 宗祖、 ¬浄土文類聚鈔¼ を著す (専修寺蔵真智書写本奥書)。
3/4 宗祖、 ¬入出二門偈頌¼ を著す (茨城県聖徳寺蔵奥書)。
  6 1254 宗祖82 2/- 宗祖、 ¬唯信鈔¼ を写す (滋賀県真念寺蔵奥書・大谷大学蔵恵空書写伝本校異)。
9/16 宗祖、 ¬後世物語聞書¼ を写す (真宗法要校異)。
11/18 宗祖、 二河白道の譬喩を延書にする (茨城県照願寺旧蔵奥書)。
12/- 宗祖、 ¬浄土和讃¼ を写す (反故裏書き)。
恵信尼、 すでに越後に還住する (恵信尼消息)。
  7 1255 宗祖83 4/23 宗祖、 ¬一念多念分別事¼ を写す (大谷大学蔵奥書・大阪府光徳寺蔵奥書)。
4/26 宗祖、 ¬浄土和讃¼ を写す (専修寺蔵顕智書写本奥書)。
5/23 真仏、 ¬法然聖人御消息¼ を写す (専修寺蔵法然聖人御消息奥書)。
      6/2 宗祖、 ¬尊号真像銘文¼ (建長本 ª略本º) を著す (福井県法雲寺旧蔵宗祖真蹟本奥書)。
6/22 専信、 ¬教行信証¼ を写す (専修寺蔵 「宝暦十二壬午年六月三日御目録」)。
7/14 宗祖、 ¬浄土文類聚鈔¼ を写す (東本願寺蔵奥書・滋賀県小松福田寺蔵奥書)。
8/6 宗祖、 ¬浄土三経往生文類¼ (略本) を著す (本願寺蔵宗祖真蹟本奥書)。
      8/27 宗祖、 ¬愚禿鈔¼ を著す (専修寺蔵顕智書写本奥書・京都府常楽寺蔵存覚書写本奥書)。
      10/3 宗祖、 「かさまの念仏者のうたがひとはれたること」 を書く (東本願寺蔵宗祖真蹟奥書・末灯鈔2・消息6)。
      11/晦 宗祖、 ¬皇太子聖徳奉讃¼ 七十五首を著す (専修寺蔵真仏書写本奥書・専修寺蔵顕智書写本奥書・東本願寺蔵覚如書写本奥書)。
12/10 宗祖、 火災にあう (専修寺蔵宗祖真蹟消息・恵信尼消息)。
12/15 宗祖、 真仏に書状を書く (専修寺蔵宗祖真蹟奥書)。
真仏・顕智、 ¬教行信証¼ を相伝する (顕正流儀鈔)。
朝円、 宗祖影像 (安城御影) を描く (存覚袖日記)。
十字の名号本尊に銘を書く (専修寺蔵宗祖真蹟銘)。
康元元 1256 宗祖84 2/9 蓮位、 聖徳太子が宗祖を阿弥陀仏の化身として礼する夢想を得る (親鸞伝絵・口伝鈔)。
3/23 真仏、 ¬入出二門偈頌¼ を写す (専修寺蔵真仏書写本奥書)。
3/24 宗祖、 ¬唯信鈔文意¼ を写す (大阪府光徳寺蔵奥書)。
4/13 宗祖、 「念仏者疑問」 を写す (専修寺蔵奥書・末灯鈔2・消息6)。
4/13 真仏、 「四十八誓願」 を写す (専修寺蔵奥書)。
5/28 宗祖、 覚信に書状を書く (専修寺蔵宗祖真蹟奥書・末灯鈔11・消息7)。
      5/29 宗祖、 善鸞 (宗祖息男) を義絶 (専修寺蔵顕智書写・消息9)。同日、 その旨を性信に報じる (血脈文集2・消息8)。
6/27 善鸞、 義絶状を受け取る (専修寺蔵顕智書写・消息9)。
7/25 宗祖、 ¬往生論註¼ に加点 (本願寺蔵宗祖加点本奥書)。
      10/13 宗祖、 ¬西方指南鈔¼ (上・末) を、 翌日、 同 (中・末) を写す (専修寺蔵宗祖真蹟本奥書)。
10/25 宗祖、 十字・八字の名号本尊を書く (専修寺蔵宗祖真裏書)。
      10/28 宗祖、 六字・十字の名号本尊を書く (本願寺蔵宗祖真蹟銘・愛知県妙源寺蔵宗祖真蹟銘)。
10/30 宗祖、 ¬西方指南鈔¼ (下・本) を写す (専修寺蔵宗祖真蹟本奥書)。
11/8 宗祖、 ¬西方指南鈔¼ (下・末) を写す (専修寺蔵宗祖真蹟本奥書)。
      11/29 宗祖、 ¬往相回向還相回向文類 (如来二種回向文)¼ を著す (愛知県上宮寺蔵奥書)。
正嘉元 1257 宗祖85 1/1 宗祖、 ¬西方指南鈔¼ (上・末) を校合する (専修寺蔵宗祖真蹟本奥書)。
      1/2 宗祖、 ¬西方指南鈔¼ (上・本) を写す。 同日、 同 (中・本) を校合する (専修寺蔵宗祖真蹟本奥書)。
1/11 宗祖、 ¬唯信鈔文意¼ を写す (専修寺蔵宗祖真蹟本奥書)。
1/27 宗祖、 ¬唯信鈔文意¼ を写す (専修寺蔵宗祖真蹟本奥書)。
2/5 真仏、 ¬西方指南鈔¼ (下・本) を写す (専修寺蔵真仏書写本奥書)。
2/9 宗祖、 夢中に和讃を監督する (専修寺蔵国宝本 「正像末法和讃」)。
2/17 宗祖、 ¬一念多念文意¼ を著す (東本願寺蔵宗祖真蹟本奥書)。
2/27 真仏、 ¬西方指南鈔¼ (中・本) を写す (専修寺蔵真仏書写本奥書)。
      2/30 宗祖、 ¬大日本国粟散王聖徳太子奉讃¼ 百十四首を著す (真宗遺文彙要所収本奥書)。
3/2 宗祖、 ¬浄土三経往生文類¼ (広本) を写す (光照寺蔵奥書)。
3/5 真仏、 ¬西方指南鈔¼ (上・本) を写す (専修寺蔵真仏書写本奥書)。
3/20 真仏、 ¬西方指南鈔¼ (中・末) を写す (専修寺蔵真仏書写本奥書)。
③/1 宗祖、 さる二月九日の夢告の和讃を記す (専修所蔵国宝本 「正像末法和讃」)。
③/3 宗祖、 書状に視力等の衰えを記す (末灯鈔8・消息10)。
③/21 真仏、 ¬如来二種回向文¼ を写す (専修寺蔵奥書)。
5/11 宗祖、 ¬上宮太子御記¼ を写す (本願寺蔵奥書)。
6/4 宗祖、 ¬浄土文類聚鈔¼ を写す (大谷大学蔵奥書)。
      8/6 宗祖、 ¬一念多念証文 (文意)¼ を写す (龍谷大学蔵奥書・大谷大学蔵恵空書写本奥書・真宗法要本奥書)。
      8/19 宗祖、 ¬唯信鈔文意¼ を写す (専修寺蔵顕智書写本奥書・群馬県妙安寺蔵奥書・真宗法要本奥書)。
      10/10 宗祖、 性信に書状を書く (末灯鈔3・消息11)、 同じく真仏に書状を書く (末灯鈔4・消息12)。
  2 1258 宗祖86 3/8 真仏示寂 (50) (正統伝後集・専修寺蔵 「顕智聞書」)。
6/28 宗祖、 ¬尊号真像銘文¼ (正嘉本 ª広本º を著す (専修寺蔵宗祖真蹟本奥書)。
8/18 真仏、 ¬三部経大意¼ を写す (専修寺蔵奥書)。
9/24 宗祖、 ¬正像末法和讃¼ を著す (専修寺蔵顕智書写本奥書)。
      10/29 蓮位、 宗祖の返書に添えて覚信の上京・示寂の報を慶信に伝える (専修寺蔵奥書)。
      12/14 顕智、 三条富小路善法房で宗祖から 「獲得名号自然法爾」 の法語を聞書する (専修寺蔵顕智書写本奥書・末灯鈔5・消息14)。
正元元 1259 宗祖87 9/1 宗祖、 ¬選択集¼ 延書 (上・本) を写し、 九月十日、 同 (下) を写し終る (大谷大学蔵奥書・専修寺蔵奥書)。
⑩/29 宗祖、 高田入道に書状を書く (専修寺蔵宗祖真蹟本奥書)。
文応元 1260 宗祖88 11/13 宗祖、 乘信に書状を書く (末灯鈔6・消息16)。
12/2 宗祖、 ¬弥陀如来名号徳¼ を写す (長野県正行寺蔵奥書)。
宗祖、 ¬正像末和讃¼ を補訂する (文明五年蓮如開版本奥書)。
弘長2 1262 如信28 11/28 宗祖、 未刻、 善法棒にて示寂 (90) (本願寺蔵教行信証奥書・存覚袖日記)、 一説に午刻 (専修寺蔵真仏書写教行信証奥書・福井県浄得寺蔵教行信証奥書・親鸞伝絵)。 覚信尼 (宗祖息女)・增方 (宗祖息男) 等これに侍す (恵信尼消息)。
11/29 宗祖を東山鳥辺野にて荼毘する (福井県浄得寺蔵教行信証奥書)。
11/30 収骨 (福井県浄得寺蔵教行信証奥書)。
12/1 覚信尼、 恵信尼に宗祖の訃報を送る (恵信尼消息)。
  3 1263 如信29 2/10 恵信尼、 覚信尼に宗祖の回顧を伝える (恵信尼消息)。
文永5 1268 如信34 3/12 恵信尼 (87)、 病により往生の近いことを覚信尼に伝える (恵信尼消息)。
  7 1270 如信36 12/28 覚如 (覚恵息男) 誕生 (慕帰絵・最須敬重絵詞)。
  9 1272 如信38 宗祖の遺骨を吉水の北に移し、 大谷廟堂を建立する (親鸞伝絵・専修寺文書)。
健治元 1275 如信41 7/17 性信示寂 (89) (報恩寺荼毘塔銘)。
某、 ¬教行信証¼ を写す (福井県浄得寺蔵奥書)。
  3 1277 如信43 9/22 覚信尼、 大谷敷地を宗祖の墓所として寄進する (本願寺文書)。
弘安6 1283 如信49 2/2 明性、 ¬教行信証¼ (板東本) を相伝する (東本願寺蔵宗祖真蹟本奥書)。
  10 1287 如信53 11/19 覚如、 大谷で覚恵 (宗祖孫 覚信尼息男) とともに如信から宗要を授かる (慕帰絵)。
正応元 1288 如信54 覚如、 上京中の常陸河和田の唯円に法門の疑義を問う (慕帰絵)。
  2 1289 如信55 11/6 覚如、 ¬愚禿鈔¼ を写す (和歌山県真光寺蔵奥書)。
  3 1290 如信56 9/16 顕智、 ¬浄土和讃¼ を写す (専修寺蔵顕智書写本奥書)。
9/25 顕智、 ¬正像末法和讃¼ を写す (専修寺蔵顕智書写本奥書)。
  4 1291 如信57 5~8上旬 性海、 ¬教行信証¼ を開版すという (専修寺蔵教行信証奥書・中山寺蔵教行信証奥書)。
永仁元 1293 如信59 10/6 顕智、 ¬愚禿鈔¼ を写す (専修寺蔵顕智書写本奥書)。
  2 1294 如信60 宗祖三十三回忌。
覚如、 ¬報恩講私記¼ を著す (真宗法要本奥書・大谷本願寺通紀)。
  3 1295 如信61 10/12 覚如、 ¬善信上人絵¼ (親鸞伝絵) を著す (本願寺蔵奥書・慕帰絵)。
12/13 覚如、 ¬善信上人親鸞伝絵¼ (親鸞伝絵) を写す (専修寺蔵奥書)。
  4 1296 如信62 12/14 顕智、 ¬法然聖人伝法絵¼ 詞書を写す (専修寺蔵奥書)。
正安2 1300 覚如31 1/4 如信示寂 (66) (本願寺蔵如信寿像裏書・最須敬重絵詞)。
  3 1301 覚如32 12/5 覚如、 羽前長井道信のために ¬拾遺古徳伝¼ を著す (半眼寺蔵奥書・存覚一期記)。
乾元元 1302 覚如33 5/22 覚恵、 留守識を覚如に譲る (本願寺文書)。
嘉元2 1304 覚如35 8/29 覚如、 ¬浄土文類聚鈔¼ を写す (大谷大学蔵延書奥書)。
  3 1305 覚如36 7/27 顕智、 宗祖の善鸞義絶状を写す (専修寺蔵顕智書写・消息9)。
徳治2 1307 覚如38 4/12 覚恵示寂 (60余) (存覚一期記・最須敬重絵詞)。
      10/6 覚如、 三河造岡道場で ¬上宮太子御記¼ を披見し、 和田宿坊で写す (本願寺蔵奥書)。
12/26 顕智、 ¬一念多念文意¼ を写す (専修寺蔵顕智書写本奥書)。
延慶元 1308 覚如39 1/27 顕智、 「五巻書」 を写す (三重県上宮寺蔵奥書)。
2/15 顕智、 ¬西方指南鈔¼ (下・末) を写す (専修寺蔵奥書)。
覚如、 ¬浄土文類聚鈔¼ を宗祖加点本により校合する (大谷大学蔵奥書)。
  2 1309 覚如40 1/20 某、 ¬浄土文類聚鈔¼ を写す (滋賀県光延寺蔵奥書)。
  3 1310 覚如41 7/4 顕智示寂 (85) (遺骨包紙墨書・正統伝後集)。
覚如、 留守識に就任する (存覚一期記)。
応長元 1311 覚如42 6/14 光珠丸 (従覚)、 ¬皇太子聖徳奉讃¼ を写す (東本願寺蔵奥書)。
文保2 1318 覚如49 9/8 覚如、 ¬皇太子聖徳奉讃¼ を写す (京都府常楽寺蔵奥書)。
      9/- 存覚、 前年三月より ¬観無量寿経集註¼ ¬阿弥陀経集註¼ を写す (専修寺蔵奥書)。
11/26 覚如、 宗祖自筆 ¬自力他力事¼ を写す (大谷大学蔵奥書)。
元亨元 1321 覚如52 2/- 宗祖の門流と禁圧の一向宗を区別するよう、 妙香院の挙状を添えて幕府に請う (本願寺号の初見) (本願寺蔵文書)。
7/- ¬和語灯録¼ を刊行する (刊記)。
正中元 1324 覚如55 1/6 存覚 (覚如息男)、 了源のために ¬浄土真要鈔¼ を著す (大谷大学蔵建武五年書写本奥書・真宗法要本校異・浄典目録)。
1/12 存覚、 了源のために ¬諸神本懐集¼ を著す (真宗法要本奥書)。
3/13 存覚、 了源のために ¬持名鈔¼ を著す (石川県本誓寺蔵奥書・浄典目録)。
8/22 存覚、 了源のために ¬破邪顕正鈔¼ を著す (真宗法要本奥書・浄典目録)。
存覚、 了源のために ¬女人往生聞書¼ を著す (奥書・浄典目録)。
嘉暦元 1326 覚如57 9/5 覚如、 顕智房永承のために ¬執持鈔¼ を著す (本願寺蔵蓮如書写本奥書)。
  3  1328 覚如59 11/28 ¬教行信証大意¼ 成る (本願寺蔵蓮如書写本奥書・真宗法要本奥書)。
11/- 存覚、 了源のために ¬破邪顕正鈔¼ を漢文化する (本願寺蔵奥書)。
元弘元
元徳3
1331 覚如62 11下旬 覚如、 乗専に ¬口伝鈔¼ を口授する (龍谷大学像覚如自筆本奥書・大阪府願得寺蔵奥書)。
元弘2
正慶元
1332 覚如63 1下旬 乗専、 ¬口伝鈔¼ を写す (本願寺蔵康永四年書写本奥書)。
元弘3
正慶2
1333 覚如64 4/25 従覚 (覚如息男)、 ¬末灯鈔¼ を編集する (龍谷大学蔵奥書)。
延元2
建武4
1337 覚如68 8/1 覚如、 ¬本願鈔¼ を著す (真宗法要本奥書)。
      8/- 存覚、 明光のために備後で ¬顕名鈔¼ を著す (新潟県浄興寺蔵奥書・存覚一期記)。
      9/25 覚如、 乗専のために ¬改邪鈔¼ を口授し、 書写する (本願寺蔵奥書・慕帰絵・最須敬重絵詞)。
延元3
暦応元
1338 覚如69 3/- 存覚、 備後国府で日蓮宗とを論破する (存覚一期記)。
      3/- 存覚、 備後在国中、 ¬歩船鈔¼ ¬決智鈔¼ ¬報恩記¼ ¬選択註解鈔¼ ¬至道鈔¼ ¬法華問答¼ 等を著す (浄典目録・存覚一期記)。
7/3 従覚、 ¬末灯鈔¼ を再治する (龍谷大学蔵奥書)。
12/10 乗専、 善実のために ¬安心決定鈔¼ を写す (大阪府願得寺蔵奥書)。
興国元
暦応3
1340 覚如71 4/23 某、 ¬浄土文類聚鈔¼ 延書を写す (和歌山県真光寺蔵奥書)。
      9/24 覚如、 近江伊香の成信のために ¬願願鈔¼ を写す (本願寺蔵蓮如書写本奥書・慕帰絵)。
      10/15 覚如、 飛騨の願智房永承所持の自筆 ¬執持鈔¼ を写す (本願寺蔵蓮如書写本奥書)。
12/15 存覚、 ¬愚禿鈔¼ (下) を写す (京都府常楽寺蔵奥書)。
興国2
暦応4
1341 覚如72 ④/6 覚如、 ¬愚禿鈔¼ を写す (新潟県浄興寺蔵奥書)。
興国3
康永元
1342 覚如73 7/12 乗専、 ¬末灯鈔¼ を写す (大阪府岩徳寺蔵奥書)。
9/11 存覚、 ¬愚禿鈔¼ (上) を写させる (京都府常楽寺蔵奥書)。
興国4
康永2
1343 覚如74 4/26 覚如、 目良の寂円のため ¬最要鈔¼ を従覚に口授、 筆記させる (大阪府光徳寺蔵奥書・慕帰絵)。
      5/17 存覚、 乗智のために ¬教行信証¼ を延書にする (龍谷大学蔵奥書)。
      11/2 覚如、 ¬本願寺聖人伝絵¼ (親鸞伝絵) を重修する (東本願寺蔵奥書)。
興国5
康永3
1344 覚如75 4/7 覚如、 ¬口伝鈔¼ (上) を写す (龍谷大学蔵覚如自筆本奥書)。
      9/12 覚如、 ¬口伝鈔¼ (下) を写す (龍谷大学蔵覚如自筆本奥書)。
      10/27 某、 ¬親鸞聖人門侶交名牒¼ を写す (愛知県妙源寺蔵奥書)。
興国6
貞和元
1345 覚如76 9/28 乗専、 円実のために ¬往生大要鈔¼ を写す (本願寺蔵奥書)。
正平元
貞和2
1346 覚如77 6/11 存覚、 ¬無量寿経¼ を写す (本願寺蔵奥書)。
正平2
貞和3
1347 覚如78 6/10 存覚、 ¬観無量寿経¼ を写す (本願寺蔵奥書)。
      10/6 某、 空観のために ¬安心決定鈔¼ を写す (龍谷大学蔵奥書)。
      12/28 覚如、 ¬尊師和讃鈔¼ を写す (慕帰絵)。
正平4
貞和5
1349 覚如80 1/15 某、 乗観のために ¬御伝鈔¼ を写す (岐阜県楢谷寺蔵奥書)。
      7/22 乗専、 ¬後世物語聞書¼ を写す (専修寺蔵乗専書写本奥書)。
正平5
観応元
1350 覚如81 5/28 覚如、 ¬法然上人法語¼ を写す (愛知県聖徳寺蔵奥書)。
正平6
観応2
1351 善如19 1/19 覚如 (宗昭) 示寂 (82) (慕帰絵・最須敬重絵詞・存覚一期記・存覚袖日記・日野一流系図)。
      10/30 従覚、 ¬慕帰絵¼ を著す (本願寺蔵序)。
      11/28 存覚、 ¬阿弥陀経¼ を写す (本願寺蔵奥書)。
正平7
文和元
1352 善如20 10/19 乗専、 ¬最須敬重絵詞¼ を著す (真宗法要本奥書)。
正平11
延文元
1356 善如24 3/4 存覚、 ¬存覚法語¼ を著す (岐阜県専精寺蔵奥書)。
正平14
延文4
1359 善如27 11/16 存覚、 善如 (従覚息男) の求めにより ¬嘆徳文¼ を著す (大阪府願得寺蔵奥書)。
正平15
延文5
1360 善如28 1/22 善如、 ¬教行信証¼ 延書を移す (本願寺蔵善如書写本奥書)。
      6/20 従覚 (慈俊) 示寂 (66) (存覚一期記・日野一流系図)。
      8/1 存覚、 ¬六要鈔¼ を著す (本願寺蔵慈観書写本奥書)。
正平16
康安元
1361 善如29 11/17 常楽台巧覚、 覚忍尼から ¬無量寿経¼ ¬和語灯録¼ を付属される (龍谷大学蔵奥書)。
      宗祖百回忌。
正平17
貞治元
1362 善如30 5/26 存覚、 善如のために ¬浄典目録¼ を著す (本願寺蔵奥書)。
      7/28 存覚、 乗智のために ¬纔解記¼ を著す (大谷大学蔵恵空書写本奥書)。
正平21
貞治5
1366 善如34 5/13 存覚、 ¬嘆徳文¼ を再治する (大阪府願得寺蔵奥書)。
文中2
応安6
1373 善如41 2/28 存覚 (光玄) 示寂 (84) (存覚一期記・大谷本願寺通紀)。
天授5
康暦元
1379 善如47 2/22 善如、 ¬存覚法語¼ を写す (真宗法要本奥書)。
天授6
康暦2
1380 善如48 6/25 綽如、 ¬口伝鈔¼ に跋を加える (大阪府真宗寺蔵奥書)。
元中6
康応元
1389 綽如40 2/29 善如 (俊玄) 示寂 (57) (祖師代々記・大谷本願寺通紀)。
明徳4 1393 巧如18 4/24 綽如 (時芸) 示寂 (44) (本願寺系図・大谷本願寺通紀)。
応永8 1401 巧如26 11/28 巧如、 ¬教行信証¼ 延書を写す (大阪府妙琳坊蔵奥書)。
応永22 1415 巧如40 2/25 蓮如 (存如息男)、 東山大谷において誕生 (蓮如上人御一期記・蓮如上人遺徳記・大谷本願寺通紀)。
応永31 1424 巧如49 10/15 存如、 信濃浄興寺性順に ¬安心決定鈔¼ (本) を授ける (大阪府願得寺蔵存如書写本奥書)。
応永32 1425 巧如50 2/15 存如、 信濃浄興寺性順に ¬法華問答¼ (本) を授ける (新潟県浄興寺蔵奥書)。
      8/- 存如、 信濃浄興寺性順に ¬御伝鈔¼ ¬教化集¼ ¬持名鈔¼ ¬浄土真要鈔¼ ¬安心決定鈔¼ (末) を授ける (新潟県浄興寺蔵奥書)。