存如 (1396-1457) 本願寺第七代しゅうしゅ。 蓮如上人の父。 えいきょう十二年 (1440) 父ぎょうにょ上人より寺務を継ぎ本願寺宗主となられた。 祖父しゃくにょ上人依頼の北陸教化、 とくに加賀かが越前えちぜん等の教化をさらに進め、 蓮如上人時代に北陸で本願寺教団が発展する基礎を築かれた。 各地の門弟に 「さんじょうさん」 など多数の聖教を授け、 ¬教行きょうぎょうしんしょう¼ から 「しょうしん」 を抄出するなどして、 その普及を図り、 また、 御影堂・阿弥陀堂が並立する両堂形式の整備にも尽力された。