ぜんしゅう 禅宗 仏心宗・達磨宗ともいう。 教外別伝、 不立ふりゅう文もん字じ (経論の言葉によらず、 仏のさとりの真髄を心から心へと直接伝えること) を立場とし、 坐禅によって自己の心の本性をさとろうとする宗。 北魏末にインドから中国に入国した菩提達磨 (-530?) を祖師とする。 日本には、 栄西が入宋して臨済宗を伝え、 道元が入宋して曹洞宗を伝え、 明の隠元が渡来して黄檗おうばく宗しゅうを伝えた。