よしみねでら 善峰寺 天台宗の寺院。 京都市西京区大原野小塩町。 長元年間 (1028-1037)、 源算が創建したことに始まる。 慈円や法然の門弟証空が住していた。 応仁・文明の乱により焼失した後、 長い間荒廃していたが、 徳川綱吉の生母桂けい昌しょう院いんの寄進によって再建され復興した。 なお、 証空が建保元年 (1213) から京都西山のこの寺の往生院 (三さん鈷こ寺じ) に住したので、 その門流を西山せいざん流と呼ぶ。