よこそねもんと 横曽根門徒 しょうしんを中心に下総国横曽根 (現在の茨城県常総市) を拠点として展開した浄土真宗の門徒のこと。 初期の門徒集団の中で高田門徒とともに有力な地位を占めた。 せんしょうらの飯沼門徒や願生・とつらの瓜生津うりゅうず門徒も横曽根門徒の系統とされる。 親鸞御消息5通を集めた ¬けちみゃくもんじゅう¼ は、 横曽根門徒によって編纂されたとみられている。 また、 正応4年 (1291) に性海が ¬教行信証¼ を開版しており、 これは最初の真宗聖教しょうぎょうの刊行とされる。 由緒を伝える寺に報恩寺 (東京都台東区・茨城県常総市) などがある。