やくじひき 約時被機 教えと時機との関係を示す語。 仏道を修する上で教えが時代と根機とに相応しなければならないとするどうしゃくの立場をあらわす。 ¬安楽集¼ には 「時に約し機に被らしめて勧めて浄土に帰せしむとは、 もし教、 時機に赴けば、 修しやすく悟りやすし (約時被機勧帰浄土者若教赴時機易修易悟)」 とある。 →聖浄二門