うらぼんえ 孟蘭盆会 盆会・歓喜会などともいう。 ¬盂蘭盆経¼ に説かれた故事に由来するといわれる法要。 ¬盂蘭盆経¼ には目連尊者が安居の最終日 (旧暦の7月15日) に衆僧を供養することによって、 餓鬼道で苦しむ母を救ったと説かれている。 日本では先祖崇拝の風習と結びついて年中行事の一つとなり、 一般には先祖供養のための仏教行事とされる。 浄土真宗では、 こうした先祖供養の意はなく、 故人を追悼するとともに、 無常の理を感じて仏恩を報謝する仏事とされる。 本願寺派本願寺では、 21代明如の時に歓喜会と呼ばれていた時期があったが、 現在は孟蘭盆会と称して毎年8月14、 15日に勤修されている。