つむらべついん 津村別院 本願寺派別院。 大阪府中央区本町。 北御堂という。 天正19年 (1591)、 顕如が摂津国てん (現在の大阪府北区) から京都六条堀川 (現在の京都市下京区) に本願寺の寺基を移した後、 摂津国門徒が天満に近い楼の岸に坊舎を建立したことに始まる。 慶長2年 (1597)、 じゅんにょはその坊舎を現在の地に移した。 享保9年 (1724)、 大坂の火災により全堂舎を焼失したが、 寺地を拡張して再興した。 明治9年 (1876)、 津村別院と称した。 昭和20年 (1945) の大阪大空襲により再び焼失したが、 昭和39年 (1964)、 復興して現在に至る。