とくりゅう 徳龍 (1772-1858) 大谷派の学僧。 院号は香樹院。 無為信寺 (新潟県阿賀野市) 住職。 高倉学寮深励に師事。 弘化4年 (1847) 講師。 火災に遭った東本願寺の堂宇の再建に尽力した。 頓成異義を主張した際には大含とともに取調役を務めた。 宗学研究とともに真宗における世俗倫理の研究を進めた。 著書に ¬掟五常義略弁¼ ¬僧侶三罪録¼ ¬自他得失弁¼ などがある。