ちおんいん 知恩院 浄土宗の総本山。 京都市東山区林下町。 法然専修念仏を創唱した吉水の草庵や、 示寂した大谷禅房があった地に、 文暦元年 (1234)、 法然の門弟源智粟生あおに納められていた法然の遺骨を改葬して仏殿、 御影堂、 総門を建立し、 知恩院大谷寺と称したことに始まる。 室町時代には一時知恩寺と本寺争いを起こしたが、 一宗の本寺として認められ地位を確立した。 その後、 徳川家康の保護をうけて、 生母伝通院の菩提寺となり、 家康の命によって寺地を拡張した。