ちくう 知空 (1634-1718) 本願寺派第2代のう院号は演慈院。 真覚寺 (京都市東山) に生まれる。 初代能化西吟に師事し、 万治3年 (1660)、 光隆寺 (京都市下京区) を開いて住職となる。 寛文3年 (1663) に西吟が没した後、 能化代役を経て能化となった。 その後、 承応のげきしょうの際に破却された学寮の再興に尽力し、 元禄8年 (1695)、 学林として復興させた。 また、 各地で勃興した異義の糾明にも力を入れたことなどで知られる。 著書に ¬安楽集錀聞やくもん¼ ¬三帖和讃首書¼ ¬真宗肉食妻帯弁¼ などがある。