しゅうみつ 宗密 (780-841) 中国唐代の僧。 華厳宗の第五祖。 果州 (現在の四川省) の出身。 荷沢宗の道円のもとで出家して禅を修め、 その後、 澄観の門に入り華厳を学んだ。 ¬大円覚経¼ の理解に努め、 華厳の教えと禅の実践とを合せた教禅一致を主張した。 著書に ¬円覚経大疏¼ 3巻 (6巻または12巻)、 ¬円覚経大疏釈義鈔¼ 13巻 (26巻) などがある。