しゅみだん 須弥壇 仏像などを安置する壇のこと。 須弥山をかたどったものとされる。 仏像などを壇上に直接安置する場合や、 宮殿くうでん厨子を置いてその中に安置する場合がある。 飛鳥・奈良時代には堂内が土間であったため石や土などで築かれていたが、 平安時代以降は堂舎が板敷きとなったので木造のものが一般的となった。 鎌倉時代に禅宗が伝来するにともない、 壇上に高欄をめぐらし、 壇の上下が広く中央付近が狭い四角形の須弥壇が広く用いられるようになり、 浄土真宗でもこの形の須弥壇を用いている。