しゅくぜんのかいほつ 宿善の開発 信心を得るための過去のよき因縁が熟して、 信心が開けおこること。 ¬御文章¼ 1帖目第4通には 「平生に弥陀如来の本願のわれらをたすけたまふことわりをききひらくことは、 宿善の開発によるがゆゑなりとこころえてのちは」、 2帖目第9通には 「一念帰命の信心をおこせば、 まことに宿善の開発にもよほされて、 仏智より他力の信心をあたへたまふがゆゑに」 等とある。