しゅくいん 宿因 ❶過去世に造った業因。 前世に結んだ業因のこと。 →宿業、 補註5。 ❷仏道に入る宿世のよき因縁。 ¬御文章¼ 4帖目第1通には 「念仏往生の根機は、 宿因のもよほしにあらずは、 われら今度の報土往生は不可なりとみえたり」 とある。