しょうれんいん 青蓮院 天台宗の寺院。 京都市東山区粟田口三条坊町。 三千院・妙法院とともに延暦寺三門跡の一。 比叡山東塔の青蓮坊を起源とする。 皇族・摂関家が門主となる門跡寺院で、 3代慈円の時に隆盛を極めた。 親鸞は養和元年 (1181)、 9歳の春に慈円の坊舎で出家得度したとされ、 その坊舎が青蓮院であるともいわれるが、 この時点では青蓮院の住持は慈円の師、 覚快である。 また、 本願寺はかつて青蓮院に属していたため、 証如の代まで歴代宗主は青蓮院で得度するのが慣例となっていた。