しょうこうじ 勝興寺 本願寺派の寺院。 富山県高岡市伏木古国府。 ¬大谷遺跡録¼ によると、 建保年間 (1213-1219)、 親鸞が越後国鳥屋野に一寺を建立し、 その門弟信念が相続したが、 のちに荒廃し、 文明3年 (1471)、 蓮如が現在の地に再興したと伝える。 また、 蓮如 (一説に蓮如の第三子蓮乗) が越中国土山 (現在の富山県南砺市土山) に坊舎を建立したことに始まるとみる説もある。 蓮誓が相続し、 高木場 (現在の富山県南砺市高窪) を経て、 永正16年 (1519)、 寺基を安養寺村 (現在の富山県小矢部市末友) に移し、 天正12年 (1584)、 現在の地に移転した。 越中国における浄土真宗の中心寺院であった。