しょうえ 勝恵 (1475-1558) 勝慧とも書く。 蓮如の門弟。 もとは近江国木部 (現在の滋賀県野洲市) のきんしょくに住していたが、 明応2年 (1493) 頃、 蓮如の第十八子 (第十一女) 妙勝尼 (1477-1500) と結婚し、 本願寺に参入し勝林坊と号した。 妙勝尼と死別するまで山城国三栖 (現在の京都市伏見区) で過ごし、 蓮如の第二十一子 (第十三女) 妙祐尼 (1487-1512) と再婚して、 大和国下市 (現在の奈良県下市町) に移住した。 願行寺 (奈良県下市町) はその遺跡とされる。