そうせき 僧籍 僧侶の登録台帳のこと。 現在は各宗派でそれぞれ作成されており、 本願寺派では宗務所備付の僧籍台帳に僧侶の氏名、 法名得度式受式の年月日などが記載されている。 もとは国の管理する公的台帳で、 中国の東晋・北魏の時代に始まり、 日本への導入は推古天皇 (在592-628) の頃とみられている。 鎌倉時代以降、 朝廷による僧籍の管理は次第にゆるみ、 江戸時代には各宗派に任されるようになった。