しちりごうじゅん 七里恒順 (1835-1900) 本願寺派の学僧。 院号は願行院。 越後国生まれ。 万行寺 (福岡市) 住職。 僧朗、 宣界、 月珠などに師事。 明治13年 (1880) から翌年にかけて本願寺の執しゅ行ぎょうを勤め、 退職後は万行寺前住の曇龍が開いた甘かん露ろ窟を再興するなど、 自坊において僧俗の教きょう化けに尽力した。 明治33年 (1900) 贈勧学。 説法に巧みで ¬七里和上言行録¼ があるほか、 著書に ¬真宗論題集¼ などがある。