しちぼだいぶん 七菩提分 七覚・七覚分・七覚支ともいう。 さとりを得るための三十七品の実践のうち、 五力に次いで修する第六の修行方法のこと。 ①念覚支 (心に明らかに憶いとどめて忘れないこと)、 ②ちゃくほうかく (智慧によって、 法の真偽を選択すること)、 ③精進覚支 (一心に努力すること)、 ④喜覚支 (法をたのしみよろこぶこと)、 ⑤きょうあんかく (身心が軽やかで安らかなこと)、 ⑥定覚支 (心を集中して乱さないこと)、 ⑦捨覚支 (心の興奮や沈滞がなく平静なこと) の七。