ししょう 四姓 古代インドの四姓制度のこと。 ブラーフマナ (婆羅ばら門もん=司祭者)・クシャトリヤ (刹せつ帝てい利り・刹せつ利り=王族)・ヴァイシュヤ (毘び舎しゃ=庶民)・シュードラ (首しゅ陀羅だら・首陀=隷民) の4つの身分をいう。 ヒンドゥー教の ¬マヌ法典¼ によれば、 梵天の口からブラーフマナ、 腕からクシャトリヤ、 腿からヴァイシャ、 足からシュードラがそれぞれ生まれたとし、 この身分制度は、 支配者が権力を維持するために、 神の名によって権威づけ、 人為的につくられたとされる。 →旃陀羅、 七補註8。