しんた(だ)い 真諦 (499-569) 南北朝時代の訳経僧。 西インドのバラモンの出身で、 南朝の梁の武帝に迎えられ建康 (現在の江蘇省南京) に入ったが、 戦乱のために各地を流浪しつつ多数の経論を訳出した。 ¬金光明教¼ ¬仁王般若経¼ や ¬摂しょう大だい乗じょう論ろん¼ ¬摂大乗論釈¼ ¬倶舎論釈¼ 等の経論を訳出し、 中国仏教全体に大きな影響を与えた。