しんしゅうかなしょうぎょう 真宗仮名聖教 13巻。 親鸞および歴代宗主などが著した和語の聖教など39部を収め、 大谷派で依用された。 深励宣明が中心となり、 文化4年 (1807) から計画され、 同8年 (1811) の親鸞の550回忌に合わせて刊行が予定されたが、 実際にはその翌年に刊行された。 本願寺派の ¬真宗法要¼ に比肩するものであるが、 両書の間には聖教の配列順序、 底本、 校異の依用本など相違点が多い。なお、 本書の本文傍に示される校異の 「一本」 とは ¬真宗法要¼ を指している。