しんれん 信蓮 (1211-) 栗沢信蓮坊明信のこと。 「日野一流系図」 によると、 親鸞と恵信尼の第四子。 ¬恵信尼消息¼ 第3通△から、 承元5年3月3日の昼に越後国で誕生したことが知られる。 4歳の時、 両親に連れられて関東に移住し、 のちに越後国に移り、 栗沢に住した。 ¬恵信尼消息¼ 第8通△から、 「のづみと申す山寺」 で不断念仏を行ったことが知られる。 なお、 この山寺について、 上越市板倉区東山寺にある山寺薬師とみる説が有力で、 ほかに新潟県長岡市寺泊野積とみる説もある。