しんらんしょうにんごいんねん 親鸞聖人御因縁 1巻。 著者未詳であるが、 永正17年 (1520) には既に成立していたとみられる。 親鸞・真仏・源海の三因縁からなる。 親鸞の因縁は、 親鸞と玉たま日ひの結婚伝承について記し、 坊守の成立を強調している。 続く真仏の因縁は平太郎真仏の熊野参詣を述べ、 源海の因縁は、 源海が真仏の弟子となった経緯を示す。