しねんじょ 四念処 四念処観、四念住ともいう。 さとりを得るための三十七品の実践のうち、 第一の修行方法のこと。 ①身念処 (身体は不浄であると観ずること)、 ②受念処 (感受作用は苦であると観ずること)、 ③心念処 (こころは無常であると観ずること)、 ④法念処 (あらゆる存在は無我であると観ずること) の四。 人間が身・受・心・法の四法において起こしている四顛倒の妄見を破るための修行をいう。