しもつまし 下間氏 本願寺において重役をつとめた一族。 蓮位を祖とするといわれ、 本願寺5代綽しゃく如にょの時代からは鎰取役を担った。 戦国時代に至ると武将としての性格を強め、 11代顕如の時代に本願寺が門跡になると、 坊官に任じられた。 本願寺の東西分派にともなって下間氏も分裂し、 両寺の坊官としてそれぞれ重きをなした。 明治維新後の坊官廃止にともなって家政寺務の役職を離れた。