しかんぶぎょうでんぐけつ 止観輔行伝弘決 ¬摩訶止観輔行伝弘決¼ のこと。 10巻。 唐の荊渓けいけい湛然の著。 ¬止観輔行¼ ¬弘決¼ などともいう。 天台大師智顗ちぎの ¬摩訶止観¼ の注釈書。 天台宗内の異説や華厳・禅・法相ほっそうなどの他宗に対し、 天台止観の正当性を明らかにして、 その意義を宣揚している。 教義上の重要問題を網羅しており、 天台止観を学ぶ上で不可欠の書とされている。