せそん 世尊 梵語バガヴァット (bhagavat) の意訳。 婆伽ばが婆ば・婆伽ばが梵ぼんと音訳する。 原意は 「瑞徳 (bhaga) を有する者 (vat) であるが、 転じて 「世間で最も尊い人」 を意味する。 古代インドでは師に対する呼びかけの言葉であったが、 仏教では釈尊に対する呼称として用いられ、 のちに仏一般の尊称となった。 如来十号の一。