さんぜんぎ 散善義 ¬観経疏¼ の第4帖。 ¬観経¼ 正宗分の中、 散善を説くぼん段と、 得益とくやく分、 ずうぶん、 耆闍分について註釈し、 後跋を付したもの。 その後跋の部分では、 古今の諸師の誤った ¬観経¼ 解釈をあらため、 仏意を確定するという 「古今楷定」 の意趣が説き述べられている。