さんねいっぱつ 三衣一鉢 「さんえいっぱつ」 とも読む。 「三衣」 とは、 僧侶が用いる3種の袈裟けさのことで、 内衣または中衣 (あん陀会だえ)、 上衣 (うっ多羅たらそう)、 大衣または重衣 (僧伽そうぎゃ) の3種。 「鉢」 とは乞食こつじき用の鉢のこと。 インドでは三衣と鉢のみが比丘の私物として許され、 これらの衣と鉢を合わせて三衣一鉢という。 また、 弟子が師の教えを継承することを 「衣鉢を継ぐ」 などという。