りょうみょうに 了明尼 (1294-1376) 仏光寺派興正派の第9代。 7代了源の妻で、 8代源鸞、 10代唯了の母。 諱は順子といい、 院号は無上上院とされる。 病弱であった源鸞を補佐し、 源鸞が貞和3年 (正平2・1347) に示寂すると、 文和3年 (正平9・1354) まで寺務を執って唯了に譲った。 なお、 了明尼が8代、 源鸞が9代と数えられることもある。