ろくがっしゃく 六合釈 「りくがっしゃく」 ともいう。 2語以上によって合成された語の解釈方法。 梵語における合成語の解釈方法に由来し、 6種に区別する。 ①依主釈 (前語が後語に対して格関係を有する場合)、 ②相異釈 (2語以上の名詞を列挙する場合)、 ③持業釈 (2語の合成語において、 一方が他方を形容する場合、 または2語が同格となる場合)、 ④帯数釈 (2語の合成において、 前語が数詞で形容詞的役割をなす場合)、 ⑤隣近釈 (前語が不変化詞、 後語が名詞形で、 合成語全体が副詞の機能をもつ場合)、 ⑥有財釈 (合成語全体が所有の意味を表す形容詞のはたらきをする場合) の六。