ろっかくどう 六角堂 京都市中京区六角堂通東洞院西入ル堂之前町にある寺院。 頂法寺のこと。 聖徳太子の創建と伝えられている。 聖徳太子が如意輪観音の夢告を得て六角の小堂を建立し、 如意輪観音を安置したことに始まるという。 弘仁13年 (822)、 嵯峨天皇の勅願寺となり、 その後、 西国巡礼第十八番の札所となった。 建仁元年 (1201)、 親鸞はこの寺に100日の参篭を始め、 95日目の晩、 聖徳太子 (一説に久世観音) から夢告をうけて、 吉水に法然を訪ね、 その門弟となった。 この当時、 六角堂は観音菩薩の霊験のある寺として知られていた。 →六角夢想、 行者宿報の偈。