りぜん 履善 (1754-1819) 本願寺派の学僧。 院号は芳淑院。 伊賀国生まれ。 浄泉寺 (島根県邑南町) 住職。 慧雲に師事。 寛政4年 (1792)、 備後国の霊昌が異義を説いた際、 これを破斥した。 また、 第7代能のう化け智洞の三業帰命説に対しても ¬真しん宗しゅう安心あんじん甄けん正しょう論ろん¼ を著して批判を加えている。 三業惑乱の中、 本願寺19代本如の顧問に任命された。 著書は他に ¬阿弥陀経紀聞¼ ¬真宗法要義概¼ などがある。