りんばん 輪番 ある寺院の寺務を順々に交代で執る制度、 またその制により寺務を執っている僧の職名。 本願寺派では、 別院に置かれる職で、 門主に任命され、 総局の指揮監督を受け、 院務を統理する者とされる。 本願寺14代寂如の時に、 諸国御坊の事務運営に輪番制を順次採用し、 本山御堂衆を派遣したことに始まる。 本願寺派以外の真宗諸派でも江戸時代以降、 同様の制が設けられている。