おうげん 応玄 (1433-1503) 蓮如の異母弟。 本願寺7代存如の次男。 法名は蓮照。 青しょう蓮れん院いんの僧であったが、 存如が没すると母如円尼らに推され本願寺継職を蓮如と争った。 のち加賀国大杉谷 (現在の石川県小松市) に隠棲し円光寺を開いた。 文明6年 (1474) に蓮如に帰依し、 その臨終にも侍した。 能書家で ¬正信偈註¼ や ¬御文章¼ の書写が現存する。