おうぼうぶっぽう 王法仏法 王法と仏法。 親鸞にはその関係についての記述はない。 蓮如は、 「蓮如上人御遺言」 のなかで 「一流の中において仏法を面とすべきこと勿論なり。 しかりといへども世間に順じて王法をまもることは、 仏法を立てられんがためなり。 しかるに仏法をば次にして王法を本意と心得ること、 当時これ多し。 もっともしかるべからざる次第なり」 と述べて、 仏法を中心としなければならないと述べている。 なお、 浄土真宗の歴史において、 仏法と王法とを相依・相資とする解釈が採用され、 近代まで及んだ。