おおあみもんと 大網門徒 本願寺2代如信を中心に奥州大網の草庵を拠点として展開した浄土真宗の門徒のこと。 大谷廟堂の覚恵・覚如父子は如信から教えをうけている。 覚如は元徳3年 (元弘1・1331) に大網を訪れて二十四輩を制定したといわれ、 如信の孫にあたる空如がこれを執筆したという。 康永3年 (興国5・1344) には、 覚如と空如の連名で 「六カ条禁制」 を出すなどしている。 由緒を伝える寺院に願入寺 (茨城県大洗町)、 常瑞寺 (福島県白河市) などがある。