おだとくのう 織田得能 (1860-1911) 大谷派の学僧。 院号は浄雲院。 越前国生まれ。 宗恩寺 (東京都台東区) 住職。 高倉学寮で宗学を学び、 さらに唯識、 倶舎などに通じた。 また岡倉天心とともにタイ・インドに渡航して南方仏教を視察した。 10数年の期間をかけて独力で ¬織田仏教大辞典¼ を編纂。 昭和24年 (1949) 贈講師。 著書には他に ¬法華ほけ経きょう講義¼ などがある。