にょしゅんに 如春尼 (1544-1598) 本願寺11代顕如の妻。 院号は教光院。 三条公頼の娘で細川晴元の養女となり、 六角義賢の猶子として弘治3年 (1557) に顕如と結婚した。 大谷派12代教如興正派17代顕尊、 本願寺12代准如らを生んだ。 天正20年 (1592) に顕如が示寂すると、 准如への譲状があるとして、 豊臣秀吉に一旦継職した教如の引退と准如の継職を訴えた。 なお、 如春尼の長姉は細川春元の妻、 次姉は武田信玄の妻である。