にょらいじ 如来寺 ❶大谷派の寺院。 茨城県石岡市柿岡。 親鸞が関東在住の頃、 霞ヶ浦から引き揚げた阿弥陀如来像を常陸国信田浮島 (現在の茨城県稲敷市浮島) に安置して霞ヶ浦草庵を設け、 二十四輩の第四乗然に与えたことに始まるという。 その後、 寺号を如来寺と改め、 現在の地に移転した。 ❷高田派の寺院。 三重県鈴鹿市三日市。 聖徳太子の創建と伝える。 また、 延喜年間 (901-923) に創建されたとみる説もある。 親鸞をはじめその門弟善念・顕智がこの寺に参拝し教きょう化け活動をしていたという。